2011年11月29日火曜日

多賀城の造成・建築を担った人たち



本史料は横須賀海軍建築部が示した「多賀城海軍工廠」造成・建築のための「多賀城実施部隊編成表」。右端の「第  部隊」は朝鮮人徴用工員の作業隊。2列目は「第一特別作業隊」で鹿島、大林等の建設会社「協力会」。3列目は「第二特別作業隊」で宮城刑務所の囚人の作業隊。飯場は高砂村出花にあった。現ジャスコ多賀城店のやや西側にあたる。4列目は「第三特別作業隊」でタコ部屋で有名な「菅原組」の部隊。名前から判断するに、「第一中隊」は日本人、「第二中隊」は朝鮮人の作業隊だったようである。5列目の「第四特別作業隊」は多賀城村と相模運輸の作業隊。朝鮮人徴用工員、宮城刑務所囚人、菅原組は造成を担い、協力会は建築を請け負った。

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