来る4月20日(土)午後1時半より、多賀城市文化センター第3・4会議室において「くらしと民主主義、史跡・緑を守る多賀城懇話会」(略称;多賀城懇話会)の総会がおこなわれます。
第1部で私が「多賀城海軍工廠の全容」と題し記念講演をおこなうことになりました。
『図説 多賀城海軍工廠』を出版したばかりなので、それにそった話になると思いますが、出版以後解明されたこともありますので、それらは重点的にお話したいと思います。
たとえば、多賀城海軍工廠は慶応義塾大学工学部から工作機械を借りていましたが、その背景は『慶応義塾百年史』によって明らかにされています。
また、多賀城工廠開廠直後の昭和18年12月11日昼に火工部で大爆発が発生、同部は焼野原となりました。翌年正月、仕事がないため女子工員700名が大阪堺の軍需工場に送られました。その「軍需工場」とはどこか?これまでは明らかではありませんでしたが、「大日本セルロイド」であったことがわかりました。
当日は多賀城海軍工廠の全体像はもちろんですが、『図説』で何を解明できたのか、発刊後どういう点が明らかとなったのか、等を中心にお話したいと思っています。
どうぞお気軽にご参加ください。
なお、すでに『図説』をご購入いただいたかたはぜひお持ちになってご参加ください。
追記
当日は100名を超える方々の参加がありました。ありがとうございました。
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